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奧銀谷地域は水と緑の豊かな土地でした

こんにちはお久しぶりですハンザキ銀山です。
さて、このブログはこの記事で最後になりますが、今回はこの奧銀谷地域について書いていこうと思います。


奧銀谷地域は「黒川」「竹原野」「緑ヶ丘」「小野(この)」「奧銀谷」「新町」「猪野々」「白口」の8つの地区に分かれています。
その地区全体を一つの地図に落とし込むと、以下の図のようになります。

奧銀谷地域簡略地図2

見ての通り周囲は山に囲まれ、地域を通して流れる市川に沿った道で繋がれています。
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実は参加者が女性だけというのは初めてだったんですよ

最近暖かい日が続いてると思ったら急に寒くなりましたね。
こんにちはハンザキ銀山です。今日起きたらまた外が白く染まっていました。
寒いのは苦手ですが雪が降るとそれだけでテンションが上がります。

さて、この土日にまた学生さんが生野に来て下さりました
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来て最初にするのは、近所のスーパーへ夕食の買い出しに行くことです。

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途中、道にある間歩の説明も忘れません。
生野は元々鉱山で栄えた地域です。間歩とは、その鉱脈に向かう為に空けた穴の事です。
穴と言っても岩に開けるので、掘り進めていくだけでも一苦労。
この写真の間歩は徳川時代のものなので、鉱夫たちはノミと鎚で掘って行ったのでしょうか。そんな想像をさせてくれます。

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買い物を終えて昼食も食べ終えると、期間限定で開催している「銀の谷エクスペリエンス」の展示を見学します。
こちらは建築を学ぶ学生さんたちが60日かけて作ったという、生野の1000分の1のジオラマで自信作。
山は等高線に沿って薄い板を積み重ねて作成され、家も1軒1軒忠実に再現されています。
更にこれを生野の「銀谷祭り」に持ってきて、実際に訪れた人に写真付きでコメントして貰い、この模型に刺していくというワークショップを行っておりました。

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こちらは銀山絵巻のレプリカ。鉱山を掘っていく様子や、鋳造や検問の様子など、当時の様子があれこれと描かれております。
この企画を立案した方がいらっしゃれば色々と濃い話が聞けたのですが、残念ながらこの時は遭遇出来ず。
代わりに私が聞いた話を話していきます。

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この日は午後から、事前に洗って干していた大根を糠に漬け込んでいきます。
まずは大根の悪い部分を切り取っていき、食べられる部分だけにします。

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それを樽の中に敷き詰め、糠と氷砂糖と塩少々を足していきます。
その上から再び大根を敷き詰める。これを樽が一杯になるまで繰り返します。

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そうして最後に塩を溶けるだけ溶かした塩水を入れ、蓋をして重しを載せます。
これで暫く置いて漬物になるのを待つそうです。

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次はこの大量の大根を洗っていきます。

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作業風景。心を込めて洗います。

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洗い終わった大根はブルーシートに並べ、葉っぱを縛って干していきます。

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中にはこんな顔みたいな大根も。

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ふー、いい湯だな♪

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一通り干し終わるとこんな感じ。全部で100本あまりをこの日は干しました。

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最後には干した大根をそのまま囓ってみます。水分が抜けた分、普通の大根よりも味がしっかりしていました。

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うちに帰ると夕食の準備。さすが女の子だと手慣れてますね

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地元の方に来ていただき一緒に食事をいただきます。
みんなで鍋をつつきながら、生野特産の山菜「だんじ」もいただきます。これは少し酸味のある山菜なのですが、それを1cmほどに切って醤油、みりん、かつおだしなどで味付けしたものを販売しています。
そのまま食べても美味しいのですが、七味をかけて食べたり、胡麻や辛子を和えて食べても美味しくいただけます。
学生さんたちには胡麻和えが人気でした

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食後はいただいた林檎と柿をいただきます。
それぞれがうさぎリンゴを作っていくのですが、それぞれに個性が出ますね!

この日はカードゲームをしたりして、夜遅くまで盛り上がりました。

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次の日は生野紅茶の茶葉に混じる小枝取りです。ピンセットと紙コップを装備します。

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作業風景(真面目ver.)

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この日はたまたま同じ建物内でやっていた展示会の最終日で、ジオラマを作った学生たちがスライドを携えてワークショップを開いてくださったのでそれにも参加します。
あの完成度の高いジオラマ制作の裏話が聞けて面白かったです

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そして実際に学生さんにもワークショップに参加して貰いました。
前日の大根洗いのことを書いてくださいましたよ!

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こちら青の方は、生野トロッコ道の再生案に対する意見です。
若者の感性が光ります

今回は特に寒くなることもなく、学生さんたちにも楽しんでいただけたようで良かったです

神戸のつるの子バザーに行ってきました

こんにちは、ハンザキ銀山です。
生野の冬は寒さもひとしおですね。先日は雪が降って積もったところに足跡付けて悦に入っておりました。
雪はいいね雪は。あのハラハラと音をかき消して降ってくる様子が堪りません。屋根も地面も木も全部真っ白に覆ってしまう様子はすごく綺麗だと思います。
それでそんな雪の降り積もる中で作業するとなると、これまた別の意味で堪りません。寒い(((><)))

そうそ、積雪地帯では雪かきしたところに塩を撒くんですね。こうする事で雪や氷が早く溶けるんだとか。
私の実家ではあまり雪が降らないので、そんな知恵があるのかと驚きました。
そんな冬の生野に、今回は3人が大根の収穫をしに来てくれました

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この日は曇り時々雪。この写真を撮った時点で既に強い風の音が周囲に響いております。

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獲ったどー!

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こっちは2本収穫!

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うー、寒いっ

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収穫したらそのままという訳にはいきません。川から引いた水で洗っていきます。
次の日には鶴甲というところで行われるバザーに大根を持って行くので、良さそうなものを60本ばかり洗いつつ選定していきます。

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そうして洗い上げたのがこちら。途中からカブも増えました。

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洗いきって、はいポーズ!

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生の大根にそのままガブリ!

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寒い中お疲れさまでした!作業後は近くの温泉であったまります。

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温泉から帰って、みんなで夕食の準備をしているところ。
前日におでんを作っておいたのでそれに買い足した具材を入れて温めつつ、畑から自分達で収穫してきた大根をサラダにしていただきました。

次の日は早いので、食べ終わったら話もそこそこに眠ることに。
いよいよこのプロジェクト最大のイベント、つるの子バザーです。地元の人たちも総出で参加し、大根を含む様々な特産品を販売します。どんなものなのかドキドキ!

地域で1台のマイクロバスを借りて、学生3人を含む16人が乗り込みます。
そのまま高速に乗って2時間掛けて移動します。

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準備風景。
地元の人たちは手慣れたもので、声を出し息を合わせながら手際よく進めていきます。
こちらはテントに風除けを張っているところ。

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こちらはブルーシートに農作物を並べている様子。全部で30品近くあります。

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この日は風が強いものの、概ね晴れた為か人が沢山来て下さいました。
11時からの販売開始と共に、多くの人が野菜を買いに並んで下さり、昼過ぎには売り切れが続出
時々雪が舞ったりはしましたが、天気も持って本当に良かったです。

そして何と!大阪から私の2世代前の先輩に当たる元サポーターさんが応援に来て下さいました!
この方の記録は日々参考にさせていただいたり、地元の人に話を聞いたりはしていましたが、まさかご本人に会えると思ってなくて本当にびっくりしました。

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そんな先輩に撮って貰った一枚。バスを背景に、当日応援に来て下さった学生さんと計4人+1人で。

農家の方に教えていただいた大根レシピ~大根の醤油煮

こんにちは、ハンザキです。
私の担当地区の一つ「黒川」というところは、地区の中でも特に山奥の、寒いところに位置します。
そのため大根を作るときめ細かく、あくがないのであく抜きの必要もなく、煮崩れしにくいものが出来るのです。

地元の農家の方達は、そんな大根を勿論普通に煮物にするなどして食べているのですが、それだけでは消費し切れないので保存が利くように調理して長持ちさせる工夫をしています。
今回は、そんな料理の一つをご紹介したいと思います。


<材料>
大根  2本
塩   適量
生姜  1欠片
梅干し 3~4つ(種を抜いておく)

濃口醤油 1カップ
薄口醤油 1カップ
酢    1カップ
三温糖  350~400g

<作り方>
1.大根は皮を剥き、2~3mmほどのいちょう切りにする。
2.切った大根全体に塩をまぶし、一晩置く。
3.2の大根をザルに上げ、千切りにした生姜と梅干しを合わせる。
4.濃口醤油、薄口醤油、酢、三温糖を鍋に入れて混ぜ、沸騰させる。
5.沸騰したら、鍋に大根を入れて5~6分ほど炊き、冷ます。
6.冷めたら大根を再びザルに上げ、鍋に残った調味料を半量になるまで煮詰める
7.大根を再び鍋に戻し、5~6分ほど炊く


こうやっておけば、調理後1年くらい保たせる事が出来るそうです。
実際に昨年作ったものをいただきましたが、見た目ほどくどくなく、歯ごたえもしっかりしていて美味しかったです
漬物とはまたひと味違った冬の味覚、一度試してみてください。

これからが収穫時ですね

めっきりと冷えるようになってきましたね。
こんにちはハンザキ銀山です。今回は、学生が来た週末のレポでも。

この週末には、学生さんが二人生野に来て下さいました。^^*
内一人は学校の授業があるとのことで、遅れて来る事に。
先に来られた学生さんと一緒に畑まで上がって収穫作業をする予定でしたが、この日は生憎の雨だったので急遽にんにくの袋詰めをする事になりました。

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作業風景。黙々とにんにくの粒をばらしていきます。

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袋詰めが終わるとこんな感じ。
私はこの作業が終わる少し前にもう一人の学生さんを迎えに行ってたのですが、その間に紅茶の加工工場を見せて貰ったりしていたそうです。


夕食は事前におでんを仕込んでおき、地元の方にお願いして一緒に食事をしつつ色々な話を聞かせて貰いました

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そんな和やかな食事風景

次の日も相変わらずの雨模様……
けれどもこの日は黒川という地域の温泉でお祭りがあり、そこで収穫した大根を販売する事になっていたので収穫しない訳にはいきません。
また、この次の日には予約注文を受けた家々に大根を配達して回る事になっていたので、レインコートを着て予定本数分収穫します。

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収穫した大根は、その場で水洗い水洗い

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そうして真っ白になった大根を祭り会場に運びます。同時進行で、予約販売分も収穫収穫!

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ほら、こんな立派な大根が取れたよ!

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祭りでの販売の様子。様々な特産品と共に売られておりました。1本100円也。

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その間に畑では予約販売分を収穫して洗ってました。

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こちらは温泉近くのダムにて。

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黒川ダムの頭文字「K」を象って写真をパチリ。

学生さんたちにも楽しんでいただけたようで良かったです
プロフィール

ハンザキ銀山

Author:ハンザキ銀山
訪問ありがとうございます。
ここは、兵庫県朝来市にある奧銀谷地域の魅力を発信していこうブログ、略してオクブロです(笑)
2013年3月までと期間限定にはなりますが、まあ楽しんでいって下さいませw

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